分岐(読み)ブンキ

デジタル大辞泉 「分岐」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐き【分岐】

[名](スル)行く先が別々に分かれること。ふたまたになること。「道がここで分岐する」

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精選版 日本国語大辞典 「分岐」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐き【分岐】

  1. 〘 名詞 〙 分かれること。またになること。〔医語類聚(1872)〕
    1. [初出の実例]「池田駅から分岐する網走線鉄道の」(出典:菊池君(1908)〈石川啄木〉四)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐葡萄歌〕

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普及版 字通 「分岐」の読み・字形・画数・意味

【分岐】ぶんき

わかれ。〔魏書、南安王伝〕高林の亭に餞す。詔して曰く、~今(このたび)の集は、岐と曰ふと雖も、實は曲宴爲(た)り。竝(み)な詩を賦しを申(の)ぶべしと。

字通「分」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分岐」の意味・わかりやすい解説

分岐
ぶんき
divergence

生物進化において,祖型からいくつかの系統が分れ,年代の経過生活環境の違いとともに,系統相互間の形質の違いが大きくなっていくこと。収斂 convergenceの対語で,適応放散における放散と同じ意味をもつ。

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