ぶん‐るい【分類】
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史記抄(1477)四「王状元十朋が分類したる
東坡が詩の第一紀行の始めに」 〔
新唐書‐刑法志〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「分類」の意味・読み・例文・類語
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分類
(1)事象の中にクラスを概念的に認識し,ついでクラス間の関係性を認識する過程のこと.次の累積的な段階の一つまたはいくつかを含む.〈1〉概念に名辞を与え,ほかの概念と区別できるようにする.〈2〉概念間の関係性を定める.〈3〉それらを構造的に表示する.〈4〉さらに線形に表示する.〈5〉その順序を何らかの記号法によって表現する.第3段階までが広義の定義といえる.この段階では,体系化されたいわゆる分類表のようなものに限定せず,語彙統制のために構造化されたシソーラスや件名標目表をも含む.他方,第4段階以降をも包括するものが狭義の定義といえる.(2)資料に対して,分類表を用いて分類記号を付与する作業.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
分類
多数の商品を扱う小売業では、特に、商品を分類し、数値管理をしていく必要がある。どの単位で分類するか、なにを管理するかに、明確に定められている企業は分類が明確になっている。分類は整理のひとつの手がかりであり、店の個性の表現であり、従業員の能力を高める手段であり、キメ細かな管理を実現する方法であり、問題見を助ける手がかり小売業における分類体系は、大きく3つに分かれる。マーチャンダイジング分類、マーケティング分類、管理分類の3つである。マーチャンダイジング分類は、商品の分類で品群・品種・品目・集合単品・絶対単品に区分される。マーケティング分類は顧客のニーズを探る分類でクラス・サブクラスに分類される。管理分類は売上・利益の管理単位、いわゆる組織分類で部門・課・係などに分類される。この3つが上手く機能することによってPOSで得られたデータが有効に利用できるようになる。
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ぶんるい【分類 classification】
〈分類〉とは文字どおり,対象を類に従って(似たものをまとめて)分けることであるが,〈類別〉とは違って,全体を共通性に従って大きく分け,分けたものをさらにまた共通性に従って細分し,これ以上分けることのできない個体の一つ手前(種という)まで順次分けていって段階づけ,体系化することをいう。 分類するという営為はおそらく人類の歴史とともに古く,植物や動物にすでに見られるように,自分と同類のもの(とくに異性)とそれ以外のものに分けることが始まりであったと見られる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
分類
ぶんるい
sorting
ソート,ソーティングともいう。情報を分類すること,あるいはある規則に従った並べ換えをいう。分類はデータ処理の基本であって,各種のソーティングのプログラムが用意されているのが普通である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「分類」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典内の分類の言及
【カテゴリー】より
…通常は分類によって立てられる部門を指すが,哲学用語としては,人がものを考え認識するにあたって必ず従わなければならない形式としての最も一般的な概念ないし分類語を意味する。〈範疇(はんちゆう)〉の訳語は《書経》洪範篇の〈洪範九疇〉(〈洪範〉は天地の大法,〈疇〉は田畑を区切るあぜ道)から取って,明治時代西欧哲学の移入時に作られた。…
【クラスター分析】より
…ある集団について各個体の属性あるいは形質データにもとづき似たものどうしをいくつかの群(クラスター)にまとめて類型を作り出す分類手法で,統計的多変量解析法の一つ。数値分類法や自動分類法などともいわれる。…
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