切っ刃を回す(読み)キッパヲマワス

デジタル大辞泉 「切っ刃を回す」の意味・読み・例文・類語

まわ・す

《腰の刀をさやごと回して引き抜く態勢をとることから》刀を抜こうとする。
「御返答によって浪人の切れ味お目にかけると、―・し」〈浄・浪花鑑
刀を振り回す。
「―・せば取っつかまへて、かはりがはりに若衆にするぞ」〈伎・吾嬬鑑〉
相手に反論する。
智恵もないくせに―・し小見苦しい」〈伎・毛抜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android