切り捌く(読み)キリサバク

デジタル大辞泉 「切り捌く」の意味・読み・例文・類語

きり‐さば・く【切り×捌く】

[動カ五(四)]
切っていくつかの部分に分ける。「マグロを―・く」
うまく処理する。取りさばく。「紛争を―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切り捌く」の意味・読み・例文・類語

きり‐さば・く【切捌】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 切って解き分ける。切り裂く。
    1. [初出の実例]「打ち物抜いて刺し通しきりさばかれ、首は中(ちう)に舞ひ上がり、四足翼も散乱し」(出典浄瑠璃栬狩剣本地(1714)一)
  3. 物事を取り扱い処理する。とりさばく。裁断する。
    1. [初出の実例]「大岡越前守や根岸肥前守はさういふ難問題をうまく切(キ)り捌(サバ)いたのでせう」(出典:半七捕物帳(1925)〈岡本綺堂小女郎狐)

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