切要(読み)セツヨウ

デジタル大辞泉 「切要」の意味・読み・例文・類語

せつ‐よう〔‐エウ〕【切要】

[名・形動]きわめて重要なこと。また、そのさま。肝要。「切要対策
学業を為すに大なる―の事なり」〈中村訳・西国立志編
[類語]大事重要大切肝心肝心かなめ肝要緊要喫緊重大主要須要しゅよう必須ひっす不可欠

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精選版 日本国語大辞典 「切要」の意味・読み・例文・類語

せつ‐よう‥エウ【切要】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きわめてたいせつなこと。また、そのさま。かんじん。肝要。緊要。
    1. [初出の実例]「牛之為用、在国切要。負重致遠、其功実多」(出典日本後紀‐延暦二三年(804)一二月壬戌)
    2. 「人生切要(セツヨウ)なる修身学を講究するものなし」(出典:新聞雑誌‐三一号・明治五年(1872)二月)
    3. [その他の文献]〔晉書‐劉頌伝論〕

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普及版 字通 「切要」の読み・字形・画数・意味

【切要】せつよう(えう)

緊要。〔顔氏家訓勉学〕此の事は經(あまね)し。吾(われ)亦た重(ていちよう)に(くどくど)すること能はず。聊(いささ)か世の切を擧げて、以て汝を寤(けいご)せんのみ。

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