刈株(読み)カリカブ

デジタル大辞泉 「刈株」の意味・読み・例文・類語

かり‐かぶ【刈(り)株】

稲や麦を刈り取ったあとに残る根株。かりくい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刈株」の意味・読み・例文・類語

かり‐ばね【刈株】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「刈り端根」の意か ) 草木や竹などを刈り取ったあとに残った根株。切り株。
    1. [初出の実例]「信濃道(しなぬぢ)は今の墾(はり)道可里婆禰(カリバネ)に足踏ましむな沓(くつ)(は)け我が背」(出典万葉集(8C後)一四・三三九九)

かり‐かぶ【刈株】

  1. 〘 名詞 〙 草木、特に稲や麦などを刈り取ったあとの株。刈りくい。刈りばね。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「黄ろくからびた刈科(カリカブ)をわたって烈しく吹付ける野分に催されて」(出典:あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android