


に作り、井(けい)声。井は刑の初文。〔説文〕に刑と
とを別の字とし、刑字条四下に「剄なり」、また
字条五下に「
(つみ)を罰するなり。刀丼に從ふ。易に曰く、丼なる
は法なり」とするが、丼・
は刑罰の刑、幵(井)(けい)は
(しんけい)の象であるから、もと刑罰に関する字ではない。井に両義があり、刑罰の意に用いるときは首枷(くびかせ)の象。〔説文〕のいう「剄なり」「
を罰するなり」は、首枷を加え、刀を加えて罰する意である。他の一義は型の初文。丼は鋳型の外枠を堅く締める形。鋳込みが終わったのち、刀を加えてそれを外すので刑となり、その土笵を型という。土笵は剛くて外しがたいことがあり、これを剛という。金文に明刑を「
丼」、帥型を「帥丼」としるし、井を刑・型の両義に用いる。丼・
が本来の形象であり、刑・型はのちの形声字である。
と通じ、なべ。
・型・
を収める。
はもと
楚(けいそ)(いばら)の字で、足に丼を加える形にしるした。型は初文は丼、範型の形に従う字である。丼に従うものにその両系がある。
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…犯罪に対する法律上の効果として,犯罪を行った者に科せられる制裁をいう。日本の現行法は刑罰という語を用いないで刑と呼んでいる(刑法第二章)。現在では,犯罪に対して犯罪行為者に刑を加える権能を国家が独占しているのが通常である。…
…中国の儒家が主張した。《論語》の〈政を為すに徳を以てせば,譬(たと)えば北辰のその所に居て,衆星のこれに共(むか)うが如し〉〈これを道(みちび)くに政を以てし,これを斉(ととの)うるに刑を以てすれば,民免れて恥なし。これを道くに徳を以てし,これを斉うるに礼を以てすれば,恥ありて且つ格(いた)る〉などの孔子の政治論に始まり,儒家の基本的な思想となる。…
※「刑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...