精選版 日本国語大辞典 「判断」の意味・読み・例文・類語
はん‐だん【判断】
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一つの事実を断定すること。たとえば、電車の中でみかけた人の顔を見て「だれだったか」と考えているうちに、「ああ、古い知人の何々さんだ」という断定に達したときには、判断を下したことになる。伝統的論理学では、推論の基本単位となっている定言形の文、すなわち「SはPである」という形の文を「定言判断」とよび、「AならB」という形の文を「仮言判断」、「AさもなければB」という形の文を「選言判断」という。これは、推論の際にこれらの文に応ずる判断が心のなかで行われると考えることによるのである。現代論理学では、言語表現に即して論証の分析を行い、心のなかのことには直接は踏み込まないので、こういうことばは使わない。近ごろでは、いくつかの可能な場合のなかから一つを選び取ること、すなわち「意思決定」とよばれていることを「判断」ということもある。
[吉田夏彦]
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[認知科学的関心]
意思決定は,経営学,統計学などさまざまな分野で使われる概念であるが,ここでは主に認知科学における意思決定について述べる。認知科学は問題解決や知識に基づいた判断のように高次の認知活動のプロセスやメカニズムを解明し,支援することをその任務の一つとしているので,これらの認知活動に関連する意思決定も重要な研究課題になっている。 意思決定はたとえば,今までより大きな家に引っ越す必要が生じ,家を買ったり借りたりする可能性を検討し,実際に引っ越して,満足感を味わうというふうに,(1)目標の設定と選択の機会の発見,(2)選択肢あるいは代替案と呼ぶいくつかの異なる行為の可能性の生成,(3)選択,(4)これらの過程の評価,といった異なった局面から成り立っていると考えることができる。…
…現代論理学の一分野。通常いかなる命題(判断)も真か偽のいずれかであると考えられている。そして,真でもなければ偽でもない中間の真理値は存在しないというのが論理学の常識であろう。…
※「判断」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
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