別室(読み)ベッシツ

デジタル大辞泉 「別室」の意味・読み・例文・類語

べっ‐しつ【別室】

別のへや。ほかのへや。「別室にさがる」
特別に設けられた部屋。「ホテル別室を予約する」
側室そくしつ」に同じ。
[類語]次の間奥の間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別室」の意味・読み・例文・類語

べっ‐しつ【別室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 別のへや。他のへや。また、特別のへや。別間。別席。
    1. [初出の実例]「直ちに別室に走り行く」(出典:小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉四)
    2. [その他の文献]〔晉書‐宗室伝〕
  3. 寺の七堂伽藍のほかに僧の住居として建てた小さな庵。
    1. [初出の実例]「雲居禅師の別室の跡、坐禅石など有」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)松島)
  4. 貴人のめかけ。側室

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