別意(読み)ベツイ

デジタル大辞泉 「別意」の意味・読み・例文・類語

べつ‐い【別意】

ほかの考え。他意。「私に別意はない」
別れを惜しむ心。「別意を表する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別意」の意味・読み・例文・類語

べつ‐い【別意】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わかれを惜しむ心。別離の情。
    1. [初出の実例]「独在羈亭傷別意、聞猿夜夜転依々」(出典:文華秀麗集(818)上・和金吾将軍良安世春斎別筑前王大守還任〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐送李校書詩〕
  3. ほかの考え。ほかの意味。他意。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「聞えたる通り、別意なし」(出典:俳諧・初懐紙評註(1686))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「別意」の読み・字形・画数・意味

【別意】べつい

別れの気持ち。唐・李咸用〔送別〕詩 別きて盡しし 離杯、深く辭すること(なか)れ

字通「別」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報