別時念仏(読み)ベツジネンブツ

デジタル大辞泉 「別時念仏」の意味・読み・例文・類語

べつじ‐ねんぶつ【別時念仏】

念仏行者が、特別の時日・期間を定めて称名念仏をすること。

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精選版 日本国語大辞典 「別時念仏」の意味・読み・例文・類語

べつじ‐ねんぶつ【別時念仏】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。念仏行者が特別の時に念仏すること。また、これに尋常と臨終を分け、尋常では特に一日二日ないし七日・一〇日あるいは九〇日など、日を限って行なう念仏のことにもいう。別時称名。別時の念仏。別時。べつじ。べちじ。《 季語・冬 》 〔往生要集(984‐985)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「別時念仏」の意味・わかりやすい解説

別時念仏
べつじねんぶつ

如法念仏ともいう。念仏行者が日頃懈怠を償うため,1ないし7日,あるいは 10ないし 90日というように特定の期間,念仏勤行を行うこと。浄土宗寺院などで行われる。

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