別駕(読み)ベツガ

デジタル大辞泉 「別駕」の意味・読み・例文・類語

べつ‐が【別×駕】

古代中国で、刺史しし巡察に随行する官。自分も別に乗り物をもつところからいう。
諸国すけ唐名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別駕」の意味・読み・例文・類語

べつ‐が【別駕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古く中国で、地方行政監督官である刺史の巡察に随行する官。自らも別に乗物をもつところからいう。また、太守副官
    1. [初出の実例]「前御史大夫泉州別駕馬摠一時大才也」(出典:性霊集‐序(835頃))
    2. [その他の文献]〔魏志‐武帝紀〕
  3. 諸国の介(すけ)の唐名。
    1. [初出の実例]「七月七日、憶野州安別駕」(出典菅家文草(900頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「別駕」の読み・字形・画数・意味

【別駕】べつが

刺史の補佐

字通「別」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android