刻苦(読み)コック

デジタル大辞泉 「刻苦」の意味・読み・例文・類語

こっ‐く〔コク‐〕【刻苦】

[名](スル)心身を苦しめて、励み努めること。「刻苦して勉学に励む」「刻苦精励」
[類語]活躍奮励奔走努力精励頑張る踏ん張る奮闘奮発奮起勉励粉骨砕身はげ張り切るやり抜く粘る励行刻苦勉励精進精勤恪勤かっきん努めるいそしむ精出す精を出す精が出る打ち込む注ぎ込む熱を入れる力を入れる馬力を掛ける

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精選版 日本国語大辞典 「刻苦」の意味・読み・例文・類語

こっ‐くコク‥【刻苦】

  1. 〘 名詞 〙 心身を苦しめて努力すること。苦労を重ねること。
    1. [初出の実例]「刻苦精勤、以戒防身、以禅澄心」(出典空華集(1359‐68頃)一二・聞上人晩春歳莫詩序)
    2. 「先覚の極めて刻苦せられて、草創有しことはたしかにもえ弁へず」(出典:蘭東事始(1815)序)
    3. [その他の文献]〔宋史‐孔文仲伝〕

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普及版 字通 「刻苦」の読み・字形・画数・意味

【刻苦】こくく

苦心。唐・韓〔柳子厚墓誌銘〕閑に居りて自らし、記覽に務め、詞を爲(つく)る。汎濫(はんらん)停、深にして涯(がいし)無きを爲す。

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