精選版 日本国語大辞典 「前田夏蔭」の意味・読み・例文・類語
まえだ‐なつかげ【前田夏蔭】
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江戸後期の国学者。寛政(かんせい)5年江戸に生まれる。通称健助。夏蔭、鶯園、無穂と号した。清水浜臣(はまおみ)に国学を学び、歌学をよくしたほか、『大日本史』の編集に加わり、また「嘉永(かえい)七年二月末」の跋文(ばつぶん)をもつ『蝦夷(えぞ)東西考証』二巻を著した。1854年(安政1)幕府に仕え、蝦夷地取調御用を申しつけられ、『蝦夷志料』(『千島志料』ともいう)の編集に着手した。『蝦夷志料』は夏蔭の手で60年(万延1)にひとまず脱稿、その後を子息の前田健次郎(夏繁(なつしげ))が引き継ぎ、65年(慶応1)に完成した。全210巻からなる蝦夷関係の一大資料集である。夏蔭は、その完成をみることなく元治(げんじ)元年8月26日に没した。『稲荷(いなり)神社考』『万葉集私記』など多数の著作がある。
[小林真人]
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