前言(読み)ゼンゲン

デジタル大辞泉 「前言」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐げん【前言】

[名](スル)
前に言った言葉。「前言を取り消す」
昔の人の言い残した言葉。
将来のことを前もって述べること。
過去に証して将来を―するまでのことにして」〈福沢福翁百話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前言」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐げん【前言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昔の人の述べたことば
    1. [初出の実例]「遙尋李老之前言、兼翫蕭辰之暮律」(出典:詩序集(1133頃)管絃臨暁清詩序〈藤原明衡〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐諸葛豊伝〕
  3. 前に述べたことば。先のことば。
    1. [初出の実例]「平復したればやがて改前言ぞ」(出典:日本書紀桃源抄(15C後))
    2. 「前言を守って何処々々までも否と云ひ通さうか」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)
    3. [その他の文献]〔論語‐陽貨〕
  4. ( ━する ) 将来のことを前もって述べること。
    1. [初出の実例]「Bode 先見スル。前言スル。前兆ノ顕レル」(出典:慶応再版英和対訳辞書(1867))

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普及版 字通 「前言」の読み・字形・画数・意味

【前言】ぜんげん

前賢の残した語。〔易、大畜、象伝〕天、山中に在るは大畜なり。君子以て多く行を(しる)し、以て其のを畜(やしな)ふ。

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