前金(読み)マエキン

デジタル大辞泉 「前金」の意味・読み・例文・類語

まえ‐きん〔まへ‐〕【前金】

品物を受け取る前に代金を支払うこと。前払いすること。また、その代金。ぜんきん。⇔後金あときん
手付金内金うちきん。まえがね。
[類語]先払い前払い即金

ぜん‐きん【前金】

まえきん」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前金」の意味・読み・例文・類語

まえ‐きんまへ‥【前金】

  1. 〘 名詞 〙 品物を受け取る前、または支払い期限に至る前に代金を支払ったり、または、受け取ったりすること。また、その代金。前銀。前銭。ぜんきん。まえがね。⇔後金
    1. [初出の実例]「前金の娘はおやのほまれなり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐安永元(1772)梅一)

まえ‐がねまへ‥【前金・前銀】

  1. 〘 名詞 〙まえきん(前金)
    1. [初出の実例]「日数ふる程後には布子はがれ有付ば前銀(マヘガネ)にて万事を筭用しられ」(出典浮世草子西鶴織留(1694)五)

ぜん‐きん【前金】

  1. 〘 名詞 〙 品物を受け取る前、または支払い期限に至らない前に、その代金を支払うこと。また、その代金。まえきん。まえせん。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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