割り入る(読み)ワリイル

デジタル大辞泉 「割り入る」の意味・読み・例文・類語

わり‐い・る【割り入る】

[動ラ四]
わりこむ。
「まあまあ待て下さんせと二人が中へ―・るに」〈滑・七偏人・二〉
深く立ち入る。
「こちの人とも―・って相談」〈浄・油地獄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「割り入る」の意味・読み・例文・類語

わり‐い・る【割入】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 強引に人の間などにはいりこむ。割りこむ。
    1. [初出の実例]「敵の中へわり入(いル)程ならば」(出典太平記(14C後)一七)
  3. 物事に深く立ち入る。
    1. [初出の実例]「こちの人共わり入て相談」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android