劇作(読み)ゲキサク

デジタル大辞泉 「劇作」の意味・読み・例文・類語

げき‐さく【劇作】

[名](スル)演劇脚本をつくること。また、その脚本。
[類語]作文詩作作詞作歌句作

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精選版 日本国語大辞典 「劇作」の意味・読み・例文・類語

げき‐さく【劇作】

  1. 〘 名詞 〙 演劇の脚本や戯曲を作ること。また、その脚本や戯曲。
    1. [初出の実例]「劇作をする傍ら劇団を組織するといふやうな面倒な為事は出来なかった」(出典:邦子(1927)〈志賀直哉〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「劇作」の意味・わかりやすい解説

劇作
げきさく

演劇雑誌。第1次は同人誌として 1932年3月号から 40年 12月号まで。白水社発行。岸田国士門下の阪中正夫が主唱して,新進劇作家や演劇評論家志望の青年を糾合,岸田と岩田豊雄 (筆名獅子文六) を相談役として発刊された。費用の多くは同人の菅原卓が負担。川口一郎『二十六番館』,田中千禾夫『おふくろ』,小山祐士『瀬戸内海の子供ら』,森本薫『華々しき一族』,内村直也『秋水嶺』などを掲載。これらの作品は築地座によって上演され,その作家たちは「劇作派」と称された。そのほか N.カワードの『私生活』,T.ワイルダーの『わが町』など海外戯曲も多く紹介。第2次は 47年4月号から 50年4月号まで。世界文化社発行。田口竹男『賢女気質』,田中千禾夫『雲の涯 (はたて) 』,田村秋子『姫岩』,秋元松代礼服』,福田恆存『竪塁奪取』などを掲載。加藤道夫,三島由紀夫,矢代静一,遠藤周作,中村真一郎らも若手として寄稿した。

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