劇評(読み)げきひょう

精選版 日本国語大辞典 「劇評」の意味・読み・例文・類語

げき‐ひょう ‥ヒャウ【劇評】

〘名〙 演劇批評
※御手元拝見(1892)〈斎藤緑雨〉「近来諸新聞紙の劇評(ゲキヒャウ)漸くみだりならんとするの傾きあるにより」

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デジタル大辞泉 「劇評」の意味・読み・例文・類語

げき‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【劇評】

演劇の批評。「劇評家」
[類語]論評批評評論批判評価講評評語総評概評短評寸評合評時評時論高評酷評書評選評月旦評コメント

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世界大百科事典 第2版 「劇評」の意味・わかりやすい解説

げきひょう【劇評】

演劇批評〉の略語とも考えられるが,日本では一般に,〈演劇批評〉はより広義に,戯曲演出など演劇表現全般に関する批評,評論をいい,〈劇評〉の方は上演された演劇の具体的な舞台成果を,おもに俳優(役者)の演技を中心に直接的に批評する場合をいう。
[近代以前の日本]
 〈劇評〉という言葉は明治以後に使用され普及したもので,江戸時代にはその用例を見ない。ただしすでに平安時代に劇評のスタイルをとった戯書新猿楽記》(1060年ころ成立)が見られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「劇評」の意味・わかりやすい解説

劇評
げきひょう

演劇批評」のページをご覧ください。

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