功曹(読み)こうそう(その他表記)Gong-cao; Kung-ts`ao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「功曹」の意味・わかりやすい解説

功曹
こうそう
Gong-cao; Kung-ts`ao

中国,漢代の郡吏名。郡守が本籍地回避制度によって他郡出身者であったのに対して,功曹などの郡吏はその郡内から任用された。なかでも功曹は郡吏の任免賞罰を司り,在地の勢力者が多かったから,おのずから権限が強大で,また上級の官に昇進する例も多かった。六朝時代の郡守は,漢の功曹ほどの権限もなかったといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む