匹偶(読み)ヒツグウ

デジタル大辞泉 「匹偶」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ぐう【匹偶/匹×耦】

[名](スル)夫婦となること。また、夫婦。つれあい。配偶
男女―して相い踏舞し」〈村田文夫・西洋聞見録〉
[類語]夫婦夫婦めおと・みょうと夫妻妹背いもせ連れ合い配偶者配偶伴侶はんりょカップル似た者夫婦蚤の夫婦ベターハーフパートナー

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精選版 日本国語大辞典 「匹偶」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ぐう【匹偶・匹&JISEDC4;】

  1. 〘 名詞 〙 つれあい。相手。また、つれあいとなること。配偶。
    1. [初出の実例]「匹乃功成とは、天地匹偶して功成ぞ、又は匹偶の義ぞ」(出典:土井本周易抄(1477)五)
    2. [その他の文献]〔詩経箋‐鄭風・溱洧〕

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普及版 字通 「匹偶」の読み・字形・画数・意味

【匹偶】ひつぐう

つれあい。配偶。〔隋書東夷、流求国伝〕嫁娶(かしゆ)するに、酒肴珠貝を以て娉(へい)と爲す。或いは男女相ひぶときは、(すなは)ち相ひ匹偶す。

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