十三宗(読み)ジュウサンシュウ

デジタル大辞泉 「十三宗」の意味・読み・例文・類語

じゅうさん‐しゅう〔ジフサン‐〕【十三宗】

日本仏教の13の宗派総称華厳宗法相ほっそう律宗天台宗真言宗浄土宗臨済宗曹洞宗浄土真宗日蓮宗時宗融通念仏宗黄檗おうばく
中国仏教の13の宗派。毘曇びどん宗・成実じょうじつ律宗三論宗涅槃ねはん・地論宗・浄土宗禅宗摂論しょうろん宗・天台宗華厳宗法相ほっそう真言宗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「十三宗」の意味・読み・例文・類語

じゅうさん‐しゅうジフサン‥【十三宗】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 中国仏教の一三の宗派。涅槃(ねはん)・地論・摂論(しょうろん)・成実(じょうじつ)毘曇(びどん)・律・三論・浄土・禅・天台・華厳(けごん)・法相(ほっそう)・真言の総称。
  3. 日本の仏教の一三の宗派。三論宗・法相宗・律宗・華厳宗・倶舎宗・成実宗の南都六宗に、天台宗・真言宗の平安二宗、浄土宗・禅宗・日蓮宗・融通念仏宗・時宗を加えたものの総称。また、後には三論・倶舎・成実の三宗を除き、禅宗が臨済・曹洞黄檗(おうばく)の三宗となり、浄土宗から出た真宗を加えていう。十三門派。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「十三宗」の意味・わかりやすい解説

十三宗
じゅうさんしゅう

仏教の13の宗派をいう。インドに興った仏教が中国に伝えられて、のち、仏教に対する研究が盛んとなり、13の学派に分かれた。この学派仏教はそれぞれ仏教学の順序に従って学び、兼ねて学ぶことも許されていた。その13宗とは、毘曇(びどん)宗、成実(じょうじつ)宗、律(りっ)宗、三論(さんろん)宗、涅槃(ねはん)宗、地論(じろん)宗、浄土(じょうど)宗、禅(ぜん)宗、摂論(しょうろん)宗、天台(てんだい)宗、華厳(けごん)宗、法相(ほっそう)宗、真言(しんごん)宗をさす。

 これと同様に、日本でも大陸の学派仏教の影響を受け、奈良時代の華厳宗、法相宗、律宗の3宗、平安時代からの祖師を中心とした天台宗、真言宗の2宗、また鎌倉時代からの浄土宗、臨済(りんざい)宗、曹洞(そうとう)宗、浄土真宗、日蓮(にちれん)宗の5宗、室町時代以後の時(じ)宗、融通念仏(ゆうずうねんぶつ)宗、黄檗(おうばく)宗の3宗を総称して十三宗という。

[平岡定海]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十三宗」の意味・わかりやすい解説

十三宗
じゅうさんしゅう

中国および日本仏教の 13の宗派を総称したもの。中国では,毘曇宗 (びどんしゅう) ,成実宗,律宗,三論宗,涅槃宗,地論宗,浄土宗,禅宗,摂論宗,天台宗,華厳宗,法相宗,真言宗の 13。日本では,華厳宗,法相宗,律宗 (以上南都系) ,天台宗,真言宗 (以上密教系) ,臨済宗,曹洞宗,黄檗宗 (以上禅宗系) ,浄土宗,真宗,融通念仏宗,時宗 (以上浄土教系) ,日蓮宗の 13。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む