十指に余る(読み)ジッシニアマル

デジタル大辞泉 「十指に余る」の意味・読み・例文・類語

十指じっしあま・る

10本の指で数えきれない。10を超える。「―・る功績
[類語]多いたくさんいっぱい夥しい多く数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜい大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり十二分に豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとしこたまたんまりうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみ十分しっかりがっつり多め数知れない数知れぬ数え切れない枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

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精選版 日本国語大辞典 「十指に余る」の意味・読み・例文・類語

じっし【十指】 に 余(あま)

  1. ( 「一〇本の指で数え切れない」の意 ) きわだったものを数えあげていくと一〇以上になる。一〇より多い。
    1. [初出の実例]「この論争は〈略〉鴎外側の諸論と、逍遙選集別冊第三所載の『没理想論』の十指にあまる論稿を指してゐるが」(出典:若き鴎外(1949)〈唐木順三〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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