精選版 日本国語大辞典 「千々石ミゲル」の意味・読み・例文・類語
ちぢわ‐ミゲル ちぢは‥【千々石ミゲル】
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天正(てんしょう)遣欧使節の一人。本名清左衛門(せいざえもん)。千々石直員(なおかず)の子。ミゲルは洗礼名。九州のキリシタン大名大村純忠(おおむらすみただ)の甥(おい)で、同じく有馬晴信(ありまはるのぶ)の従弟(いとこ)にあたる。1580年(天正8)洗礼を受けて、有馬(長崎県)のセミナリオ(小神学校)に入った。バリニャーノの勧めで、有馬、大村両大名を代表する少年使節団の正使として選ばれ、1582年伊東マンショらと長崎港を出帆、翌1583年ローマで教皇に謁見した。1590年禁教下の日本に戻り、翌1591年豊臣秀吉(とよとみひでよし)に謁し、イエズス会に入会した。しかし1600~1603年(慶長5~8)の間に脱会し、大村喜前(よしあき)(1569―1616)に仕えた。1620年(元和6)には異教徒として長崎に住んでいたが、その後の消息は不明である。使節の一人としての夢は破れ、不遇な晩年を送った。
[宮崎賢太郎 2018年3月19日]
『ルイス・フロイス著、岡本良知訳註『九州三侯遣欧使節行記』(1942・東洋堂)』▽『デ・サンデ編、泉井久之助他訳『新異国叢書5 天正遣欧使節記』(1969・雄松堂書店)』▽『松田毅一著『天正少年使節』(角川新書)』
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1569/70~?
天正遣欧使節の正使の1人。肥前国千々石生れ。1580年(天正8)受洗。82年遣欧使節が企画されたとき,有馬晴信の従兄弟で大村純忠の甥という関係から有馬・大村両氏の名代に選ばれた。ポルトガル,スペイン,ローマなどに赴き,使節としての使命をはたす。帰国後の91年イエズス会に入会したが,のち棄教して大村・有馬両氏に仕えた。しかしいずれからも追放され,晩年は不遇だったらしい。
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