千古(読み)センコ

デジタル大辞泉 「千古」の意味・読み・例文・類語

せん‐こ【千古】

大昔太古。「千古の姿を残す」
永遠。永久。「千古法則」「千古不滅」
[類語]過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古大昔

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精選版 日本国語大辞典 「千古」の意味・読み・例文・類語

せん‐こ【千古】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きわめて遠い昔。おおむかし。また、遠い昔から現在にいたるまでの長い間。太古。
    1. [初出の実例]「帝徳被千古皇恩洽万民」(出典懐風藻(751)春日侍宴〈息長臣足〉)
    2. 「彼、始て解体新書を読て、千古の説に差(たが)ひし所を疑ひ」(出典:蘭東事始(1815)下)
    3. [その他の文献]〔宋之問‐駕出長安詩〕
  3. 千年の後。長く久しい後。永久。永遠。とこしえ。
    1. [初出の実例]「万方宅心、四海撃腹、蕩々之称、千古仰之」(出典:性霊集‐四(835頃)奉賀天長皇帝即位表)
    2. 「漢水は依然として西南に流れるのが千古の法則だ」(出典:琴のそら音(1905)〈夏目漱石〉)
    3. [その他の文献]〔蘇頲‐夷斉四皓優劣論〕

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普及版 字通 「千古」の読み・字形・画数・意味

【千古】せんこ

大昔。大昔以来。明・李贄蔵書、世紀列伝総目〕始皇は、自ら是れ千古の一なり。

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