卑小(読み)ヒショウ

デジタル大辞泉 「卑小」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しょう〔‐セウ〕【卑小】

[名・形動]取るに足りないこと。ちっぽけで価値の低いこと。また、そのさま。「卑小な存在」
[類語]末梢的二次的二義的副次的瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ些細ささいささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

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精選版 日本国語大辞典 「卑小」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しょう‥セウ【卑小】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 見すぼらしく小さいこと。ちっぽけで、とるに足りないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「穢悪、充満し、仏身、卑小(ヒセウ)なり」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)七)
    2. 「卑小なる欲に迷ひ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九)

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