いまからおよそ45億年前の地球誕生直後の大気を原始大気といい,現在の窒素および酸素を主とする組成(窒素78%,酸素21%,二酸化炭素0.03%)とは大きく違ったものであった.原始大気の主成分は,微惑星の衝突により放出された高温・高圧の二酸化炭素と水蒸気で,全成分中の90% 以上を占め,ほかに,一酸化炭素,窒素などからなり,酸素はほとんど存在しなかったと推定されている.海の形成とともに二酸化炭素は海に溶け込み,さらに石灰岩(CaCO3)として固定された.地球大気に酸素が蓄積されはじめたのは,約35億年前にらん藻類が誕生し,光合成により酸素が供給されはじめてからである.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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