原拠(読み)げんきょ

精選版 日本国語大辞典 「原拠」の意味・読み・例文・類語

げん‐きょ【原拠】

〘名〙
もとになるよりどころ。事柄証拠となるような材料根拠
古典現代文学(1955)〈山本健吉源氏物語紫式部最初に書いた部分が、さらに原拠を持っていないかということなのだ」
② ものごとの発生した場所。大もとになるところ。
※明治六年暴動一件諸報告(1873)石川雪大野より九日十字帰庁報告「尤大野郡の義は、今般騒擾の原拠に付、兼て御届も有之候通、名古屋より着兵の上臨機の処断可取斗積り」

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デジタル大辞泉 「原拠」の意味・読み・例文・類語

げん‐きょ【原拠】

ある事柄の成り立つもとになるよりどころ。「学説原拠をただす」
[類語]根拠典拠拠り所証拠理由しょうあかししるし証左証憑しょうひょう徴憑ちょうひょう徴証明証確証実証傍証裏付けねた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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