参酌(読み)さんしゃく

精選版 日本国語大辞典 「参酌」の意味・読み・例文・類語

さん‐しゃく【参酌】

〘名〙 照らし合わせてよいところをとること。斟酌(しんしゃく)。〔布令必用新撰字引(1869)〕
※植物小学(1881)〈松村任三訳〉緒言「此書は米人グレイ氏英人ホゥッカル氏等の植物書を纂訳し傍ら本邦の植物書を参酌せしものなり」 〔後漢書‐曹裒伝〕

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デジタル大辞泉 「参酌」の意味・読み・例文・類語

さん‐しゃく【参酌】

[名](スル)他のものを参考にして長所を取り入れること。斟酌しんしゃく。「第三者意見参酌して適切な処置をとる」
[類語]参考参照参看照会リファレンス

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普及版 字通 「参酌」の読み・字形・画数・意味

【参酌】さんしやく

合わせ考えて取捨する。〔後漢書、曹褒伝論〕初、天下創(はじ)めて定まり無し、叔孫、頗(すこ)ぶる經禮をり、秦法を參す。~然れども先王容典、蓋(けだ)し闕(か)くるもの多し。

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