反側(読み)ハンソク

デジタル大辞泉 「反側」の意味・読み・例文・類語

はん‐そく【反側】

[名](スル)
寝返りを打つこと。→輾転てんてん反側
そむくこと。寝返ること。
「今鎮守府将軍を置き、其―を安んず如何」〈公議所日誌・一七〉

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精選版 日本国語大辞典 「反側」の意味・読み・例文・類語

はん‐そく【反側】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寝がえりをうつこと。ころびまわること。「輾転反側
    1. [初出の実例]「隣りも寝つけぬらしくごそごそむしろの上を反側したり」(出典:秘事法門(1964)〈杉浦明平〉八)
  3. そむくこと。裏切ること。
    1. [初出の実例]「臨前朝懐恩之人、而安反側、彌釁隙」(出典本佐録(17C後)序)

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普及版 字通 「反側」の読み・字形・画数・意味

【反側】はんそく

寝返りをうつ。また、裏切る。〔詩、小雅、何人斯〕靦(てん)たる面目るも 人をるに極まり節度)罔(な)し 此の好歌を作り 以て反側を極(せ)む

字通「反」の項目を見る

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