しゅう‐れん シウ‥【収斂】
〘名〙
① あつめ、ひきしめること。また、
収縮すること。収縮させること。また比喩的に、
多くの
要素・
条件などがある
一つのものに
集約すること。
※藤樹文集(1648頃)五「
窮経之法、以
下収
二斂身心
一而立
中至徳之大本
上為
レ主」
※続日本紀‐養老五年(721)六月乙酉「京及諸国、因二官人月俸一、収二斂軽税一」
※
輿地誌略(1826)一「千五百年代の末、玉凾抜人呂
(ヨハンバシロ)王収斂を好で、
人民を愛せず、
管内の乱を致す」 〔
礼記‐
月令〕
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デジタル大辞泉
「収斂」の意味・読み・例文・類語
しゅう‐れん〔シウ‐〕【収×斂】
[名](スル)
1 縮むこと。引き締まること。また、縮めること。収縮。「血管を収斂させる」
2 一つにまとまること。また、まとめること。集約。「意見が収斂される」
3 租税などを取り立てること。
4 生物学で、系統の異なる生物どうしが、近似した形質をもつ方向へと進化する現象。相近。
5 「収束2・3」の旧称。
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普及版 字通
「収斂」の読み・字形・画数・意味
【収斂】しゆう(しう)れん
とり集め収める。〔墨子、尚賢中〕賢
の官に長たるや、夜(よは)に寢(い)ね夙(つと)に興(お)き、關市・山林・澤梁(たくりゃう)の利を收斂して、以て官府を實(み)たす。是(ここ)を以て官府實ちて、財散せず。字通「収」の項目を見る。
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