取様(読み)トリサマ

デジタル大辞泉 「取様」の意味・読み・例文・類語

とり‐さま【取(り)様】

「様」のつくりを「取」の字の草体で書いたもの。目下の人への宛名に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取様」の意味・読み・例文・類語

とり‐よう‥ヤウ【取様】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手に取る方法、手つき。また、物事の扱い方。
    1. [初出の実例]「弓の取様(トリヤウ)、馬の乗り貌(かたち)、優なる男にぞ見えたりける」(出典源平盛衰記(14C前)四二)
  3. ことば態度の受けとり方。理解仕方
    1. [初出の実例]「乱暴とより外に取(ト)りやうのない一徹一図な点も」(出典:道草(1915)〈夏目漱石七三)

とり‐さま【取様】

  1. 〘 名詞 〙 宛名の下の「様」の字の旁(つくり)を「取」の字の草体に崩したもの。目下の人への宛名に用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android