口唱(読み)クソウ

デジタル大辞泉 「口唱」の意味・読み・例文・類語

く‐そう〔‐サウ〕【口唱】

仏・菩薩ぼさつの名を口に出してとなえること。
南無阿弥陀仏と、くも―遥かに声うちあげたれば」〈栄花・峰の月〉

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精選版 日本国語大辞典 「口唱」の意味・読み・例文・類語

く‐そう‥サウ【口唱・口称】

  1. 〘 名詞 〙 口に出して称えること。仏、菩薩などの名をとなえること。
    1. [初出の実例]「阿彌陀の聖の、『南無阿彌陀仏』と、くもくさう遙かに声うちあげたれば、さばかり悲しき事の催しなり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)峰の月)

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普及版 字通 「口唱」の読み・字形・画数・意味

【口唱】こうしよう

歌う。

字通「口」の項目を見る

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