古参(読み)コサン

デジタル大辞泉 「古参」の意味・読み・例文・類語

こ‐さん【古参】

《古くから参上している意から》ずっと以前からその職や地位に就いていること。また、その人。「古参職員」「古参兵」⇔新参しんざん
[類語]古顔古株古手ベテラン古兵ふるつわもの

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「古参」の意味・読み・例文・類語

こ‐さん【古参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くから参上して仕えていること。以前からその職、あるいはその立場にあること。また、その人。⇔新参。《 季語・春 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「其お庇(かげ)判任官では故参(コサン)となって」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉老俗吏)
  3. こさんへい(古参兵)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android