古言清濁考(読み)こげんせいだくこう

精選版 日本国語大辞典 「古言清濁考」の意味・読み・例文・類語

こげんせいだくこうコゲンセイダクカウ【古言清濁考】

  1. 江戸後期の語学書。三巻。石塚龍麿著。寛政六年(一七九四成立享和元年(一八〇一)刊。「古事記」「日本書紀」「万葉集」の仮名について考察し、清濁問題となる語を五十音順に挙げて清濁の区別を示したもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古言清濁考」の意味・わかりやすい解説

古言清濁考
こげんせいだくこう

石塚龍麿著。3巻。寛政6 (1794) 年成。享和1 (1801) 年刊。本居宣長の『古事記伝』の説に基づいて上代語調べ,『古事記』のみならず『日本書紀』『万葉集』にも万葉がなの清濁の使い分けがみられ,それが後世のものと異なる語もかなりあることを説いたもの。記・紀・万葉別にかなを五十音順にあげて清音濁音を区別し,次に問題となる語を五十音順にあげて説明を加えている。ただし,『仮名遣奥山路』で述べた上代特殊仮名遣に対しては,清濁を認めていないなどの欠点がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報