只見[町](読み)ただみ

世界大百科事典 第2版 「只見[町]」の意味・わかりやすい解説

ただみ【只見[町]】

福島県西部,南会津郡の町。人口5804(1995)。会津越後とを隔てる越後山脈中にあって只見川上流域を占める。面積の大部分を山林が占め,冬季積雪量が3~5mにも達する日本有数の豪雪地帯である。近世には越後に通じる八十里越,六十里越のふもとに会津藩の口留番所が置かれた。中心集落の只見は只見川と伊南(いな)川の合流点にあり,1959年田子倉ダム,61年奥只見ダムの完成によって急速に都市化が進み,奥只見観光の基地となった。

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百科事典マイペディア 「只見[町]」の意味・わかりやすい解説

只見[町]【ただみ】

福島県西部,南会津(みなみあいづ)郡の町。只見川上流の山地を占める。中心の只見は只見川と伊南(いな)川の合流点近くを占め,只見線が通じる。田子倉ダム建設後急速に発展。奥只見観光の基地。米,トマト,花卉(かき),キノコ類を産する。747.56km2。4932人(2010)。

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