召使い(読み)メシツカイ

デジタル大辞泉 「召使い」の意味・読み・例文・類語

めし‐つかい〔‐つかひ〕【召(し)使い】

雑用をする奉公人下男下女など。
禁中で召し使われた身分の低い官人。
[類語]下働き下男下女奴隷奴婢どひ男衆下僕忠僕老僕爺や飯炊き権助風呂焚き三助女子衆下婢端女はしため小間使い

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精選版 日本国語大辞典 「召使い」の意味・読み・例文・類語

めし‐つかい‥つかひ【召使・召仕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 禁中に召されて使われた身分の低い官人。宮中・太政官で雑用にあたった卑官
    1. [初出の実例]「凡太政官召使者、毎月朔日、十六日、当番人正身参省」(出典延喜式(927)一八)
    2. 「あくるまでもこころみむとしつれど、とみなるめしつかひの来あひたりつればなん」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
  3. 雑用にあたらせる奉公人。下男、下女の類。
    1. [初出の実例]「一人ふたり、召仕を伴ひ」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)二)

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