史書(読み)ししょ

精選版 日本国語大辞典 「史書」の意味・読み・例文・類語

し‐しょ【史書】

〘名〙 歴史を叙述した書物歴史書史籍
菅家文草(900頃)四・客舎書籍「謳吟白氏新篇籍、講授班家旧史書」
太平記(14C後)三五「史書(シショ)の載する所、世の治乱を勘ふるに」 〔漢書‐元帝紀賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「史書」の意味・読み・例文・類語

し‐しょ【史書】

歴史を記した書物。歴史書。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「史書」の読み・字形・画数・意味

【史書】ししよ

歴史書。また、書体の一。〔漢書、王尊伝〕、竊(ひそ)かに學問して、書を善くす。

字通「史」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典内の史書の言及

【歴史】より

…本項では,歴史意識や歴史叙述のあり方をいくつかの地域に即して概観するが,近代以後の歴史学については別項〈歴史学〉をあわせて参照されたい。
【ヨーロッパ】

[歴史叙述の発生]
 探究の対象として歴史を把握したギリシア人は,ヨーロッパ世界にあって初めて歴史書を残した。ヘロドトスは前5世紀のペルシア戦争を事件の経過に従って忠実に再現しようとしたが,その際にも,諸民族が置かれた地理的条件を考察するなど,探究の意志が働いている。…

※「史書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android