号砲(読み)ごうほう

精選版 日本国語大辞典 「号砲」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ほう ガウハウ【号砲】

〘名〙
合図のためにうつ銃砲。また、その音。
※星巖集‐乙集(1837)西征集三・瓊浦雑詠「無端号礮穿雲響、賺殺嬌娃望幾回」
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下「御大葬の夜〈略〉相図の号砲(ガウハウ)を聞きました」 〔水滸伝‐第四八回〕
② 特に、時刻を知らせる大砲の音。
※寄笑新聞(1875)〈梅亭金鵞〉五号「初めて十二時の号砲(ゴウホウ)の如き大屁は出るなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「号砲」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ほう〔ガウハウ〕【号砲】

合図のために撃つ銃砲。また、その音。「号砲一発、いっせいにスタートする」
[類語]銃声砲声合図信号シグナルサイン手招き目配せウインク片目をつぶる暗号目交ぜ目印合い印標識狼煙のろし烽火警鐘半鐘振鈴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android