精選版 日本国語大辞典 「司教」の意味・読み・例文・類語
し‐きょう ‥ケウ【司教】
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ローマ・カトリック教会の用語で、東方正教会や聖公会では主教とよばれる。キリストが福音(ふくいん)の宣教のために諸国に遣わした12人の使徒たちの後継者として、その使命を今日に受け継ぐもの。そのため、全世界の司教たちは、十二使徒の頭(かしら)、ペテロの後継者としてのローマ教皇の権威のもとに司教団を形成して教会活動の最高責任を担っている。また司教職は、司祭職の最高の完成ともいわれ、担当教区内の司祭たちのつくる司祭団の長として、布教、統治、秘蹟(ひせき)の授与など、一つの司教区の司牧、宣教活動の責任者ともなる。司教のなかには、管轄する教区の性質に応じて、総大司教(パトリアーク)、首都大司教(メトロポリタン)、大司教(アーチビショップ)、司教、名義司教などがある。現在、日本には、東京、大阪、長崎の三大司教区と、札幌、仙台はじめ13の司教区が存在する。使徒職の解釈を異にするプロテスタント諸教会では、司教職制度は存在しない。
[鶴岡賀雄]
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キリスト教会の指導職。ギリシア正教会の主教,イングランド国教会の監督にあたり,僧正と訳すこともある。起源は使徒にあり,2世紀には各教会に1名の最高指導者として現れた。教皇の叙任によりこれに直属する司教団を形成する。各司教は司教区を管理し,中世では司教領の領主を兼ね,世俗王侯によって叙任された。総大司教,首都大司教,大司教も司教で,重要地域に配される。司教杖,司教指輪,司教冠などでその権能を示す。
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…キリスト教の聖職のうち最高の職制。カトリック教会では〈司教〉,プロテスタント教会の一部では〈監督〉と呼ぶ。主教職の起源については不明の点が多いが,1世紀の教会ではエピスコポスepiskopos(〈監督〉の意,のち主教となる)とプレスビュテロスpresbyteros(〈長老〉の意,のち司祭となる)の区別が明確ではなかった。しかし2世紀中葉までにはエピスコポスが聖職の最高位として確立した。キリスト教の中心地は必ず主教をいただくことになり,その管轄区(教区と呼ぶ)は,ローマ帝国の行政区分に準じて定められた。…
…カトリック教会において,信仰・道徳問題について一般信徒を教導するため司教の発する書簡。司教が定期的に(たとえば四旬節または待降節もしくは年頭等に当たって),または特殊事情から(たとえば祝典,緊急問題に対する態度決定,異端弊害の排除等の理由から――このような場合にはその地域を担当する司教団の共同教書の形式でなされる。…
…キリスト教の聖職のうち最高の職制。カトリック教会では〈司教〉,プロテスタント教会の一部では〈監督〉と呼ぶ。主教職の起源については不明の点が多いが,1世紀の教会ではエピスコポスepiskopos(〈監督〉の意,のち主教となる)とプレスビュテロスpresbyteros(〈長老〉の意,のち司祭となる)の区別が明確ではなかった。…
…なお助祭が生涯その職にとどまることも少なくない。ローマ・カトリック教会では中世末期までに7聖職位の制度が一般化し,13世紀以後,主教(司教)と司祭,助祭,副助祭を上級聖職とし,その他の教役者(侍祭,祓魔師,読師,守門)を下級聖職とした。副助祭は1972年に廃止され,現在ではカトリック教会も東方正教会と共通の聖職位を有する。…
※「司教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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