合一(読み)ゴウイツ

デジタル大辞泉 「合一」の意味・読み・例文・類語

ごう‐いつ〔ガフ‐〕【合一】

[名](スル)二つ以上のものが合わさって一つになること。また、合わせて一つにすること。「知行合一
「主もなく客もない、知識と其対象とが全く―して居る」〈西田・善の研究
[類語]合体合同合併連合同盟連盟併合合流

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精選版 日本国語大辞典 「合一」の意味・読み・例文・類語

ごう‐いつガフ‥【合一】

  1. 〘 名詞 〙 一つに合わさること。また、一つに合わせること。
    1. [初出の実例]「人己合一のなりが能見ゆるぞ」(出典:大学垂加先生講義(1679))

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普及版 字通 「合一」の読み・字形・画数・意味

【合一】ごう(がふ)いつ

すべて一となる。〔正神化〕推行して漸(ぜん)(第)るをと爲す。合一して測られざるをと爲す。

字通「合」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の合一の言及

【神秘主義】より

…それによってすでに通常の表現を許さない経験が示唆されているが,神秘主義とは,神,最高実在,宇宙の究極的根拠などと考えられる絶対者を,その絶対性のままに人間が自己の内面で直接に体験しようとする立場をいい,さまざまなバリエーションをもって広く宗教史のうちにあらわれている。 神秘主義の根本特質は,術語的に〈神秘的合一(ウニオ・ミュスティカunio mystica)〉といわれる絶対者と自己との合一体験にある。それは,人間を超えた絶対者との合一,通常の自己からは絶対的に他なるものとの合一であるから,必然的に自己からの脱却,自己という枠の突破を通してのみ現成する。…

※「合一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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