吉例(読み)キツレイ

デジタル大辞泉 「吉例」の意味・読み・例文・類語

きつ‐れい【吉例】

きちれい(吉例)

きち‐れい【吉例】

めでたいしきたり。きつれい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吉例」の意味・読み・例文・類語

きち‐れい【吉例】

  1. 〘 名詞 〙 以前からずっと引き続いて行なわれている、めでたいしきたり。よい先例。きつれい。
    1. [初出の実例]「遠尋吉例、有此興歟」(出典中右記‐寛治八年(1094)四月一四日)
    2. 「去月十二日の合戦も、其の方より勝ったりしかば、吉例(レイ)也とて」(出典:太平記(14C後)八)

きつ‐れい【吉例】

  1. 〘 名詞 〙きちれい(吉例)
    1. [初出の実例]「吉例 キツレイ」(出典:運歩色葉集(1548))

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