吉和(読み)よしわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉和」の意味・わかりやすい解説

吉和
よしわ

広島県西部、廿日市(はつかいち)市北西部の地区。旧佐伯(さえき)郡吉和村。中国山地西部の冠山(かんむりやま)山地にあり、島根・山口県に接する。2003年(平成15)佐伯町(さいきちょう)とともに廿日市市に編入国道186号、488号、中国自動車道が通じ、吉和インターチェンジがある。区域大部分は標高約600メートルの山地で林業が盛ん。ワサビ栽培、酪農なども行われる。県境一帯は西中国山地国定公園域で、冠山(1339メートル)南麓(ろく)の冠山高原はレンゲツツジ群落(県の天然記念物)で知られる。また東山地区の県立もみのき森林公園はキャンプ、ハイキング適地として整備されている。東隣の安芸太田(あきおおた)町にまたがって国指定天然記念物の押ヶ垰(おしがたお)断層帯がある。

[北川建次]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉和」の意味・わかりやすい解説

吉和
よしわ

広島県西端,太田川源流域,中国山地にある地域。旧村名。 2003年廿日市市に編入。地域の大部分は山地で,林業が盛ん。農業米作のほか高冷地野菜が栽培される。冠山 (1339m) は県下第2位の高峰,天然記念物の押ヶ垰 (おしがたお) 断層帯がある。北西部は西中国山地国定公園に属する。南部中国縦貫自動車道,国道 186号線が通る。

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改訂新版 世界大百科事典 「吉和」の意味・わかりやすい解説

吉和 (よしわ)

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