同名(読み)ドウメイ

デジタル大辞泉 「同名」の意味・読み・例文・類語

どう‐めい【同名】

同じ名であること。どうみょう。「同姓同名
生物学で、異なる種に対して付けられた同じ学名。ふつう、古い学名が優先され、新しい学名は別の学名に付け替える必要がある。ホモニム異物同名

どう‐みょう〔‐ミヤウ|‐メウ〕【同名/同苗】

同じ名字。同姓。
同じ一族同族

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精選版 日本国語大辞典 「同名」の意味・読み・例文・類語

どう‐みょう‥ミャウ【同名・同苗メウ】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じ名であること。また、その物や人。特に、同じみょうじ。同姓。どうめい。
    1. [初出の実例]「頼良大きに喜て、名を頼時と改む。亦且は守の同名なる禁忌の故也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)
  3. 前に述べたその名。どうめい。
    1. [初出の実例]「同名方へ御手被懸候清茶一袋・さかな一種被遣」(出典:正秀宛芭蕉書簡‐元祿四年(1691)正月一九日)
  4. どうぞく(同族)
    1. [初出の実例]「或子息或同名、以親類御引出物進上、亭御礼に参らるる時有御対面」(出典鎌倉殿中以下年中行事(1454か)一二月一日)

どう‐めい【同名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. どうみょう(同名)
    1. [初出の実例]「又家を隔てて、同時に同名(ドウメイ)もあれば、まぎるる事おほし」(出典:評判記色道大鏡(1678)凡例)
    2. [その他の文献]〔管子‐君臣・上〕
  3. どうみょう(同名)

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