同席(読み)どうせき

精選版 日本国語大辞典 「同席」の意味・読み・例文・類語

どう‐せき【同席】

〘名〙
① (━する) 一つの席にすわりあうこと。座席を同じくすること。また、その席。〔礼記‐曲礼上〕
② (━する) 同じ席につらなること。一つところに居合わすこと。また、その席。列席。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・三冊子(1702)わすれ水「其角は同席に連なるに」
③ (━する) 同じ寄席に出演すること。
※落語・幽霊と気違ひ(1896)〈二代目三遊亭円橘〉「此正蔵が花山文(かざぶん)と同席を致しました時に、円橘(わたくし)前座に出て居りました」
④ 同じ席次地位同列
政談(1727頃)三「然ば同席の役を幾箇も拵へ置ときは」

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デジタル大辞泉 「同席」の意味・読み・例文・類語

どう‐せき【同席】

[名](スル)
同じ席に居合わせること。「有名な俳優同席する」
同じ席次・序列
[類語](1出席列席臨席顔出し参列参会出場出頭臨場親臨出御列座陪席相席同座お出まし加入加盟仲間入り参加参入参画参与入会飛び入り飛び込み出る加わる名を連ねる列する連なる末席を汚す/(2対等同等同列同級等し並み同位

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普及版 字通 「同席」の読み・字形・画数・意味

【同席】どうせき

同じ席。

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