同袍(読み)ドウホウ

デジタル大辞泉 「同袍」の意味・読み・例文・類語

どう‐ほう〔‐ハウ〕【同×袍】

《「詩経」秦風・無衣から。困窮の時には1枚の袍(綿入れ上着)を共用する親しい間柄の意》ともだち友人

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精選版 日本国語大辞典 「同袍」の意味・読み・例文・類語

どう‐ほう‥ハウ【同袍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どうぼう」とも。「詩経‐秦風・無衣」の「豈曰衣、与子同袍」による語で「袍」は綿入れの上着の意で、真の友人どうしは、困窮のときには袍を貸し合って救い合うものであるというところから ) ともだち。友人。
    1. [初出の実例]「同袍別後夢相思、乍見恍然驚且疑」(出典:蕉堅藁(1403)喜諒信元至)
    2. [その他の文献]〔許渾‐暁発天井関寄李師晦詩〕

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普及版 字通 「同袍」の読み・字形・画数・意味

【同袍】どうほう

同袍の友。

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