精選版 日本国語大辞典 「名」の意味・読み・例文・類語
な【名】
みょう ミャウ【名】
めい【名】
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平安後期から中世にかけて、荘園(しょうえん)・国衙(こくが)領における年貢(ねんぐ)・公事(くじ)などの収納単位。名に編成され、管理・徴税責任者たる名主(みょうしゅ)によって統轄される田地が名田(みょうでん)。名には、一般に最初の名主の名前がつけられた。
[編集部]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…商品名,商標,商号などを表示して商品に付したはり札や印刷物の総称。表示事項は商品によってさまざまであるが,内容,品質,成分,使用法,寸法・量,製造年月日,製造・発売者名,製造番号,原産国表示などである。とくに食品,薬品,化粧品のラベルは食品衛生法や薬事法などに基づいて表示事項が厳しく定められている。表示方法ははり付け,縫付け,商品・容器への直接印刷や焼付けなどさまざまである。ラベルの起源は,古代エジプトでブドウ酒を蓄える壺の栓に,その品質を表示した刻印を施したことに始まる。…
…特定個人の同一性を社会的に確定する機能をもった,ひとりひとりに付される呼称で,氏(うじ)と名(な)からなる。〈姓名〉〈名字(苗字)と名前〉〈名前〉などの言い方もある。…
…個々人を他の人と区別するために,個人ごとにつけられた名をいう。人名には,個人の所属を明らかにするため氏族,家族,父親,居住地などの名が添加されるといったことがあり,また世界の各民族や地域によって,その社会・文化のあり方とかかわる多様性もみられるので,世界数地域における人名について説明する。…
…しかし,このことは反面請作者の義務不履行がない限り,同一地が同一者によって永続的に請作される可能性を含んでおり,現実には〈年来作手〉〈相伝作手〉などと呼ばれて,作手が世襲される傾向を生んだ。請作地は請作者の貢租負担の単位,領主側からすれば収取単位を示すものとして,請作者たる田堵の名を冠して某名(みよう)と称せられるようになるが,平安末期には,名からのより確実な収取をめざす領主側の欲求と,田堵の請作地私田化の意欲とがあいまって,田堵の土地緊縛と反面その私的土地占有権の強化が進行した結果,名田(みようでん)制が成立すると理解されている。中世の荘園は,一般に名主(みようしゆ)が占有用益し年貢・公事(くじ)を負担する名田部分と,一色田(いつしきでん)・散田などと称された領主直属地とから成るが,後者はやはり荘園内居住の小農民(作人)らによる請作により経営された。…
…〈内之得分〉の略称。室町・戦国期の近江,越前,美濃など畿内周辺諸国の田畠売券や寄進状などにしばしば現れる用語で,〈名(みよう)之内得〉〈名内得分〉などと表現され,多くの場合名主(みようしゆ)の私的得分である加地子(かじし)分を指し,売買などで移動した。越前西福寺文書の1515年(永正12)2月9日付春庾田地売券は,平内名(みよう)所属の田地2反を売却したものであるが,それには名の内得分を売るのであるから,本役などは自分(名主)の方で負担するので,この田地には万雑公事(まんぞうくじ)は一切かからない旨記されている。…
…平安時代にみられる荘園(公領)の請作(うけさく)者。かつては名主(みようしゆ)と同じものとみられていたが,最近では名主の前段階的存在とみられている。9~10世紀の史料では主として〈田刀〉とみえる。…
…672年(天武1)の壬申の乱においても,東国の向背は乱を決する意味をもち,大海人皇子(おおあまのおうじ)(のち天武天皇)は美濃に入り,東国の軍勢を動員しえたことによって勝利することができた。東国が畿内を中心とする国家の支配下に名実ともに組織されたのは,逆にこれ以後ということもできるのである。 東国にも東北北半を除いて国郡制が一応貫徹し,天武朝以後,伊賀以東の東海道,あるいは美濃以東の東山道を〈東国〉とする呼称が新たに用いられるようになり,三関以東は〈関東〉,関東・東北地方は〈坂東〉〈山東〉と呼ばれた。…
…このため荘園内の番の数は12ヵ月に割り振ることができるよう6の倍数になっているものが多い。これらの番は,地名,人名または数詞を冠して呼ばれた。そのおのおのの番にかけられた公事を勤める責任者が番頭である。…
…租税・雑役や年貢・公事等を出す責務を負っている田地のことをいうが,租税あるいは年貢を納入する責任者(負名)の名前を付し“某負田”と称するのが普通である。この場合,負田は〈名(みよう)〉または〈名田〉とも称される。…
…〈抜き地〉ともいう。日本の中世後期,名田畠の寄進・売買などの際,その名田畠に賦課されている年貢,公事(くじ)などの公租を,譲渡者が負担することを契約した田畠。荘園制下の田畠に対する賦課は名を単位とし,名主が徴税責任者として名内の田畠の公租を請け負っていたが,室町時代以降,加地子(かじし),内徳(うちとく)などと呼ばれる名主得分が増大して名主職の分割売買が盛んになると,その公租の負担の有無が問題となり,契約状にそれが記されるようになった。…
…個々人を他の人と区別するために,個人ごとにつけられた名をいう。人名には,個人の所属を明らかにするため氏族,家族,父親,居住地などの名が添加されるといったことがあり,また世界の各民族や地域によって,その社会・文化のあり方とかかわる多様性もみられるので,世界数地域における人名について説明する。…
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