現存する日本泳法の一流派。徳川幕府の御船手(おふなて)組(現在の海軍にあたる)の組頭であった向井兵庫頭正綱(ひょうごのかみまさつな)を流祖とする泳法。向井流は、他の流派が陸上の対水技術として発達したのに対し、操船術の付属技術として発展した点に特色がある。向井流の泳ぎは別名御船手泳ともいわれており、また向井流では水術でなく水法と称している。向井流の泳ぎは、半身に構える平泳ぎを本体としており、抜手(ぬきて)、平掻(ひらかき)、肩指(かたさし)、平水(へいすい)などがあり、飛込には順下、逆下などの特色あるものがある。伝書としては向井将監正直(しょうげんまさなお)の『向井流水法秘伝書』がある。
[笹島恒輔]
…立体を主とする。(4)向井流 江戸時代初頭の御船手奉行(おふなてぶぎよう)向井正綱を始祖とし,権威があった。明治に入って笹沼良助が笹沼流を開いた。…
※「向井流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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