改訂新版 世界大百科事典 「周易参同契」の意味・わかりやすい解説
周易参同契 (しゅうえきさんどうかい)
Zhōu yì sān tóng qì
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…《漢書》芸文志は神僊(仙)家の著作の一つとして《泰壱雑子黄冶(たいいつざつしこうや)》を著録し,やはり丹砂を黄金に変える術について説いたものだという。後漢の魏伯陽の《周易参同契(しゆうえきさんどうかい)》は《易経》のシンボル,とりわけ乾(けん)(天)と坤(こん)(地),坎(かん)(水)と離(り)(火)の卦のシンボルにかりて練丹のメカニズムを説いたが,比喩と隠語に満ち,難解をきわめる。東晋の葛洪(かつこう)の《抱朴子》では〈金丹篇〉と題する金液と丹薬にかんする1章においてさまざまの丹薬製造の方法が説かれ,なかでも左慈(さじ)が神人から授けられ,以後,左慈から葛玄,鄭隠,葛洪へとつぎつぎに伝授された《太清丹経》《九鼎丹経》《金液丹経》にもとづく練丹術が重視されている。…
※「周易参同契」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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