命門(読み)めいもん

精選版 日本国語大辞典 「命門」の意味・読み・例文・類語

めい‐もん【命門】

  1. 〘 名詞 〙 漢方一派で右腎をいう語。男子では精を蔵し、女子は胞(子宮)につながり、生殖機能との関係が深いとされた。また、経穴の一つで、人体後面の、腎のつく所とされる第二腰椎上にあるものをいう。
    1. [初出の実例]「尺中は命門三焦腑なり」(出典:史記抄(1477)一四)
    2. 「『後とて城あり。中に命門(メイモン)といふ門もあり』『その門に出入あるか』」(出典咄本・鹿の巻筆(1686)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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